これまでの流れを管理しながら、浄水場にはさらに重要な役割があります。それは水質基準に適合する水を常に供給し続けるための仕事。pHや塩素の量、濁り具合などを計測する機器が水質試験室にはずらりと並び、各設備フローを通る水が求める品質をクリアしているかどうかを確認しています。水質計器の精度を保持するために清掃・校正など、機器の維持管理(メンテナンス)も常に行っています。
これまでの全ての水の流れや薬品注入をコントロールするのが、中央監視の業務です。モニターには常に水質データ及び機器の運転状況が表示され、24時間体制で管理しています。数値や機器に異常をきたすと警報(アラーム)が鳴るので、即座に適切な対応を取ります。1日たりとも同じ性状ではない原水を、いかに安全で安心な水道水を安定的に供給する「いつもの」状態に持っていくか。それが私たちTJTMの腕の見せ所です。
【水質試験クイズの答え】2番です!